はじめに
勃起力をあげるために、バイアグラやバイアグラジェネリックの導入を検討している方もいるでしょう。 バイアグラは危険な薬ではなく、国内でも認可されている勃起不全(ED)の治療薬です。 血行を促進して勃起を促すもので、催淫効果などはありません。 本記事では作用や服用方法、副作用や入手方法などを徹底解説します。 正しいバイアグラの知識を得て、正しく服用しましょう。
バイアグラとは?
バイアグラは米国に本社を構える、ファイザーが世界で初めて製品化した勃起不全(ED)の治療薬です。
1999年に日本の厚生労働省が製造販売の承認を取得し、同年に国内で販売されるようになりました。
現在は、ヴィアトリス製薬が販売しています。バイアグラには、勃起を抑制する酵素の働きを妨げる成分が入っており、それにより勃起をサポートしています。
見た目は青くてひし形の錠剤で、割ると中は白色になっています。25mgタイプは横約9mm、縦約7mmと小さく、水で服用しやすいサイズです。
国内では2016年から、ピンク色のフィルム状のバイアグラ(バイアグラODフィルム)も発売されており、錠剤とフィルム状で効果の差はありません。
バイアグラの歴史
バイアグラは、狭心症の薬からできました。当初、狭心症の治療薬として開発されていた薬が臨床試験で、 思ったような作用が現れず試験は中止。そこで被験者から薬を回収しようとしたものの、渋る者が多く理由を尋ねると、 勃起を促進する作用があると判明したのです。そこから勃起不全の治療薬として研究が進み、バイアグラが誕生しました。 1998年にアメリカで発売され、夢の薬のように宣伝されたバイアグラは日本ではまだ発売の許可が降りておらず、 個人輸入するしかなかったのです。しかし、正しい服用方法を知らず別の薬と併用したために、 性行為中に亡くなるという事件が発生。これを受けて厚生労働省は異例のスピードで対応し、 1999年には製造を承認して同年に国内でも販売がスタートします。 現在、個人輸入されているものは偽薬の可能性が高く、正しい取り扱い方法を知らずに服用することは大変危険です。
バイアグラの特徴・成分
バイアグラは、国内でもよく知られている勃起不全治療薬です。 勃起を抑制する酵素の働きを抑えるシルデナフィルが入っており、その作用で勃起が促されています。 国外ではシルデナフィルの含有量が100mgのバイアグラも売られていますが、日本では25mgと50mgのみが認可されています。 また、不妊目的以外では保険適用外であり、自費診療(自由診療)となることも特徴です。 2022年4月以降、「勃起不全による男性不妊」と認められた場合のみ、不妊治療の一環として保険が適用されています。
バイアグラの効果・効能
バイアグラをはじめとする勃起不全の治療薬は、血管を拡張し血流をよくする働きがあり、 それにより勃起を促しているのです。また、バイアグラは何時間も作用が持続するわけではありません。 服用後1時間程度で作用が現れるのですが、性的興奮があったときにのみ影響し、 その後は4~5時間継続します。空腹時に服用するので、食事と性行為のタイミングを合わせることが需要です。
バイアグラジェネリックでも効果がある?
バイアグラジェネリックは、バイアグラと同じ有効成分が含まれており、同等の働きが期待できます。
バイアグラジェネリックの特徴は、安価で購入できる点です。
ジェネリック医薬品は、新薬(先発薬)と成分や作用はほぼ同じですが、特許期間が切れたのちに発売されるため、
価格が安くなっているのです。
また、ジェネリック医薬品は先発薬と違う形状で製造が可能のため、薄いピンク色や白色の丸型など、従来のバイアグラとは違う形状のものもあります。
国内外のバイアグラ・バイアグラジェネリックの種類
バイアグラや、バイアグラジェネリックの種類について紹介します。 バイアグラは錠剤、フィルムタイプの2種類があります。
薬剤名 | 販売場所 | 販売場所 |
---|---|---|
バイアグラ25mg | 国内 | 錠剤 |
バイアグラ50mg | 国内 | 錠剤 |
バイアグラ100mg | 外国のみ (国内未認証) |
錠剤 |
バイアグラODフィルム50mg | 国内 | フィルム |
この他にもカマグラのような、外国製のバイアグラジェネリックがいくつかありますが、国内では未承認です。
万が一健康被害を受けたとき、医薬品副作用被害救済制度は適用されないため、購入はおすすめできません。
以下に、外国製のバイアグラジェネリックの一部を記載します。
- ・Kamagra(カマグラ)/Kamagra Gold(カマグラ ゴールド)
- ・Kamagra Effervescent(カマグラ 発砲錠)
- ・Kamagra Chewable Tablet(カマグラ チュアブル錠)
- ・Kamagra Oral Jelly(カマグラ オーラルゼリー)
- ・Caverta(カベルタ)
- ・Eriacta(エリアクタ)
- ・Penegra(ペネグラ)
- ・Vigore(ビゴレ)
- ・Silagra(シラグラ)
- ・Assurans(アスランス)
- ・Suhagra(スハグラ)
- ・Zenegra(ゼネグラ)
- ・Vega(ベガ)
- ・P-Force Fort(ピーフォースフォート)
バイアグラ・バイアグラジェネリックの値段
メンズライフクリニックではバイアグラとバイアグラジェネリックのどちらも取り扱いがあり、値段は下表のとおりです。
薬剤名 | 価格(税込) /1錠・1枚 |
---|---|
バイアグラ 先発薬50mg |
1,400円 |
バイアグラ ジェネリック25mg |
450円 |
バイアグラ ジェネリック50mg |
800円 |
50mgを10錠購入する場合、先発薬が14,000円に対し、ジェネリックの場合8,000円という価格になります。メンズライフクリニックではお求めやすいジェネリックをお勧めしています。
バイアグラの服用方法
バイアグラは25mg・50mgともに、性行為の1時間前に水と一緒に服用します。 噛んでも、作用が早まることはありません。空腹時の服用がおすすめで、食後だと働きが減ってしまいます。 もし食後に服用する場合は、1時間以上時間を空けてからが望ましいです。 また、お酒との併用も可能ですが、飲みすぎると作用が得られなくなるので注意しましょう。 服用から30分~1時間後に、性的刺激があった場合に作用が現れ、性的刺激がなければ勃起しません。
バイアグラの作用時間・服用回数
服用後30分~1時間ほどで作用が出ます。 その後25mgは4時間、50mgは5時間作用が続きます。服用回数は1日1回で、次に飲むときは必ず24時間以上、間を空けましょう。
バイアグラの使用期限・保存方法
使用期限は外箱の側面や、10錠1シートになっているシートの一番上に記載がありますので、そちらを参考にしてください。 不明な場合は医師に確認しましょう。保存する際には直射日光を避けて、室温で保存します。シートから錠剤を出してピルケースなどに移した場合も同様に、直射日光を避けて保存しましょう。
バイアグラ・バイアグラジェネリックには副作用がある?
バイアグラ・バイアグラジェネリック、ともに副作用があります。バイアグラの作用として血管拡張がありますので、それに伴った副作用がほとんどです。
バイアグラ・バイアグラジェネリックの副作用で特に多いのが、頭痛・顔のほてり・目の充血です。 個人差はありますが、服用した方の約2割~4割にこれらの副作用が出ています。 服用してから30分~40分くらいで薬の作用が出始めるとともに、顔のほてりなどの副作用も出始めます。 これは、薬の血管拡張作用によるもので、お酒を飲んだあとのような症状が出てしまいます。 その他にも、光に敏感になったり、色が変化して見えたりするケースもあります。 基本的にはどれも一時的なものであり、薬が作用している4時間~6時間程度でおさまれば問題ありません。 どうしても不安な場合は、医師に相談してもよいでしょう。
バイアグラ・バイアグラジェネリック服用時の注意点
バイアグラやバイアグラジェネリックを服用する際に注意すべき、5つのポイントを紹介します。 飲むだけでは作用が現れない点や、飲酒時にはアルコール摂取量を控えめにするなど、 注意点を知っておくと効率的にバイアグラやバイアグラジェネリックを使用できます。
飲むだけで勃起するわけではない
バイアグラは、飲むだけで勃起する薬ではありません。性的刺激を受けたときにのみ、勃起するのを補助してくれる薬です。 性的興奮や性欲増進の作用はありませんので、注意しましょう。
お酒との併用時は飲みすぎないようにする
少量であれば大丈夫ですが、お酒を飲みすぎると効果がないこともあります。アルコールが脳からの司令を妨げ、勃起しにくくなってしまうからです。 お酒に弱い方がバイアグラとアルコールを一緒に飲むと、バイアグラの血管拡張作用によって血行がよくなり、お酒のまわりが早くなります。 また、低血圧気味の方もアルコールとバイアグラの両方の働きで血行がよくなり、血圧が下がって貧血気味になる恐れがありますので気をつけましょう。
食後の服用は効果発揮に時間がかかる
バイアグラやバイアグラジェネリックを食後に服用すると、作用が出るまでに時間がかかります。 薬は胃ではなく腸で吸収されるため、高脂質の食事を摂っていると腸に脂の膜ができてしまい、薬の成分を吸収しづらくなるからです。 よって、空腹時の服用が推奨されています。食後に服用する場合は、1時間以上経ってから薬を服用します。 食事はそばやうどんのような、脂質の少ないあっさりとした料理がよいでしょう。
医薬品の併用で注意が必要な成分
バイアグラやバイアグラジェネリックには血管を拡張する効能があり、降圧剤と併用すると血圧が下がりすぎてしまうため、基本的に併用できません。
特に硝酸薬を使っている方は、併用すると死に至る恐れがあります。他にも点眼薬や貼り薬、吸入剤の中にも血管拡張作用がある成分が入っているものもあるため、
注意が必要です。
未認可の偽物に注意
国内で認可されていないED治療薬もあるので、注意しましょう。 個人輸入代行業者から購入した場合は、特に気をつける必要があります。効果が低いばかりか、健康被害が出てしまう恐れがあるのです。 さらに、最近はクリニックであっても個人輸入したものを処方していることがあります。信頼のおけるクリニックを探し、受診しましょう。
まとめ
バイアグラは性的刺激による勃起をサポートする薬で、国内でも広く流通している勃起不全(ED)治療薬です。 ジェネリック医薬品も販売されており、作用は基本的に同じです。1日1回、性行為前の空腹時に使用し、1時間後に性的刺激を受けることで作用が現れます。 何時間も作用があるのではなく、25mgは4時間、50mgは5時間作用が続きます。個人輸入したものを通信販売している場合もありますが、 偽薬の恐れが高いですのでクリックで診察を受けて処方してもらいましょう。最近はオンライン処方もあり、病院へ行かなくても処方してもらうことも可能です。 特定の薬を飲んでいたり既往歴があったりする場合は服用できないこともありますので、まずは医師に相談してみましょう。
バイアグラは正しく服用すれば、
効果を実感できます。
世界で初めて製品化され、厚生労働省から承認を取得している。
【服用後の効果】30分前後
【食事】影響を受けやすいので空腹時に服用
【効果持続時間】3~4時間
【アルコール】適度なアルコール量であれば問題ない