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包茎の種類と特徴|仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の違いとは?

包茎 2025.04.11 2025.04.30
包茎の種類と特徴|仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の違いとは?

はじめに

包茎とは、陰茎亀頭を覆っている包皮が何らかの原因で亀頭から剥けない状態を指します。
剥けにくい状態を指すこともあり、程度は人によってさまざまです。また、包茎にはいくつか種類があり、それぞれ症状や対処法が異なります。

今回は、包茎の代表的な種類やその特徴についてご紹介します。違いを理解することで、自分に合った適切な対処法や治療方法を見つけることにつながるため参考にしてみてください。

包茎の種類

包茎には、主に3つの種類があります。
「仮性包茎」「真性包茎」「カントン包茎」です。それぞれのおおまかな特徴は以下のとおりです。

・仮性包茎
仮性包茎は、乳幼児期に多く見られます。成長とともに自然と改善されることもありますが、衛生面の問題や性生活への影響などが懸念される場合は、適切な対処が必要です。


・真性包茎
真性包茎は、包皮口が狭いため包皮を剥くことができません。痛みや炎症、排尿困難を伴うこともあり、日常生活にも支障をきたす可能性があります。

 

・カントン包茎
カントン包茎は、包皮が剥けたまま締め付けられてしまうため、血行障害を引き起こす危険な状態です。緊急時には速やかに医療機関を受診する必要があります。

仮性包茎の特徴やリスクとは?

 

まずは仮性包茎について、詳しい特徴やリスク、治療の必要性などについて解説します。

 

仮性包茎の特徴と症状

 

仮性包茎は、包皮が亀頭の根元まで剥けるものの、すぐに元の位置に戻ってしまう状態です。勃起時には剥けることが多いですが、そうでない場合は剥けません。思春期を迎えると、ペニスの成長とともに自然と剥けるようになるケースが多く、必ずしも治療が必要なわけではありません。しかし、衛生面の問題や性生活への影響、包皮が剥けたまま戻らなくなるカントン包茎のリスクもゼロではないため注意が必要です。

カントン包茎のリスクと治療の必要性

 

カントン包茎の最大のリスクは、放置すると亀頭壊死を引き起こす可能性があることです。そのため、カントン包茎の場合は早急な対応が必要であり、緊急手術になる可能性があります。最悪の場合、切断に至るケースも報告されています。早期発見・早期治療が重要であるため、少しでも異変を感じたら、ためらわずに医療機関を受診するようにしましょう。

緊急時の応急処置としては、まず患部を冷やすことが有効です。冷やすことで腫れや痛みを軽減し、症状の悪化を防ぐことができます。氷や保冷剤を直接当てずに、タオルなどに包んで使用しましょう。ただし、あくまで応急処置であり、根本的な解決にはなりません。自己判断で対処せず、必ず専門医の診察を受けてください。

カントン包茎の日常の注意点

カントン包茎の場合、早急な対応が重要です。保冷剤などで冷やすことで痛みや症状を軽減することができますが、必ず医療機関を受診しましょう。事前に緊急時の連絡先を把握しておくと、いざという時にスムーズな対応ができます

 

・かかりつけの泌尿器科

・救急相談窓口(#7119)

・近隣の救急病院

 

これらの連絡先を事前に確認し、緊急時に備えておきましょう。

また、日頃から包皮の状態をチェックし、異常に気づいたら早めに医療機関を受診することが大切です。早期発見・早期治療によって、重症化を防ぐことができます。

包茎の治療法とメリット・デメリット

包茎の治療法には、大きく分けて保存的療法と外科的療法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った治療法を選択することが重要です。

 

保存的療法のメリット・デメリット

 

保存的療法としては、主に薬物療法と包皮伸展指導があります。症状が軽度の場合や、手術に抵抗がある場合などは、まず保存的療法を試みるのも一つの選択肢です。

 

治療法

メリット

デメリット

薬物療法

・身体への負担が少ない

・自宅で治療ができる

・効果が現れるまでに時間がかかる場合がある

・ステロイド外用薬の副作用の可能性がある

包皮伸展指導

・自然な方法で改善できる

・自宅で治療ができる

・毎日継続する必要がある

・痛みや出血の可能性がある

 

 

ステロイド軟膏などによる薬物療法は、包皮の炎症を抑え、柔軟性を高める効果が期待できます。包皮伸展指導は、専門家の指導のもと、毎日少しずつ包皮を剥くことで、包茎の改善を目指します。

これらの保存的療法には、手術の必要がなく自宅で治療できる手軽さや、身体への負担が少ないというメリットがあります。しかし、効果が現れるまでに時間がかかる場合もあります。どちらの方法も、症状の改善が見られない場合や、痛みや出血などの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談しましょう。

 

外科的療法のメリット・デメリット

 

外科的療法としては、さまざまな種類の手術があります。代表的なものとしては、包皮環状切除術、包皮部分切除術などが挙げられます。手術は短時間で済み、確実に包茎を改善できるというメリットがありますが、身体への負担や費用がかかるというデメリットも存在します。

どの手術を選択するかは、症状の程度や生活スタイルなどを考慮して、医師とよく相談することが大切です。

 

手術の方法

内容

メリット

デメリット

亀頭包皮切除術

包皮を環状に切除する

最も一般的な手術法

短時間で完了する

出血や痛みがやや強い場合がある

スリーブ式包皮切除術

特殊な器具を用いて包皮を切除する

出血や痛みが少ない

費用がやや高額

包皮部分切除術

包皮の一部だけを切除する

亀頭を覆う部分を残せるため、亀頭の乾燥を防げる

亀頭が露出する面積が少ない

 

 

どの手術方法が適しているかは、医師との相談で決定します。また、費用は医療機関によって異なるため、事前に確認することが重要です。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、納得のいく選択をしましょう。

包茎治療の病院・診療科選びのポイント

 

包茎治療を検討する際、どの医療機関や診療科を受診すべきか迷う方もいるでしょう。主に「泌尿器科」と「美容外科」の2つが選択肢となります。ただし、同じ治療を受けるにしてもそれぞれに特徴や違いがあります。

 

 

泌尿器科

美容外科

メリット

・健康保険適用で費用を抑えられる場合が多い

・機能的な改善に重点を置いた治療

・合併症などへの対応も安心

・包茎以外の泌尿器系の疾患も相談可能

・仕上がりの美しさへのこだわり

・待ち時間の短縮

・ 傷跡を最小限にするなど、見た目に配慮した治療

デメリット

・待ち時間が長い場合がある

・仕上がりの美しさは二の次となる場合も

・全額自己負担のため費用が高額

・予約がとりにくい場合も

 

 

泌尿器科は、包茎に伴う痛みや排尿困難などの症状改善を目的とした治療を行います。保険適用となるケースが多く、費用を抑えられる点がメリットです。一方で、仕上がりの見た目は重視されない場合もあります。

美容外科では、患者さんの希望に沿った亀頭の形や包皮の長さなど、見た目を重視した治療が可能です。仕上がりに満足できる可能性が高い一方、自由診療のため費用が高額になる傾向があります。機能的な問題よりも見た目を優先したい方に向いています。

どちらにもメリット・デメリットがあるため、ご自身の希望や症状、予算などを考慮して、最適な医療機関を選びましょう。まずはそれぞれの医療機関に相談し、納得のいく説明を受けてから治療方針を決めることが大切です。

まとめ

包茎には種類があり、症状によって適切な対処法や治療の必要性・緊急度も異なります。ご自身の状況を知り、それに合わせた治療方法を見つけることが大切です。身近な人には打ち明けにくい症状だからこそ、まずは悩んだら専門医に相談してみませんか。治療の必要性や、症状に合わせた治療方法の提案をしてくれるでしょう。

本記事が包茎でお悩みの方の参考になれば幸いです。

監修医師

奥村 康之 医師

医療顧問

奥村 康之 医師

経歴

2005年月

和歌山県立医科大学医学部卒業後大阪大学医学部附属病院にて麻酔科、形成外科研修医勤務 藤田保健衛生大学附属病院 形成外科所属

2007年月

大手メンズクリニック、美容クリニック勤務

2012年11月

AGAスキンクリニック名古屋院の院長就任

2018年8月

医療法人社団真美会理事長に就任

2021年5月

メンズライフクリニック医療顧問に就任

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